- 読み
- ばいしゅうかんさ
- 英語
- Due Diligence
買収監査とは、一般的には買収対象企業の調査全般のことを意味し、「デューディリジェンス(DD)」とも呼ばれる。買収監査で調査する分野には、財務、法務、ビジネス、知財、人事、環境といった分野があり、買収対象企業の業種の特性に応じてその一部又は全部を買い手や買い手が雇う専門家により実施される。単なる資料の閲覧だけでなく、買収対象企業の経営陣や従業員等への質疑応答や工場等への現地視察といった買収対象への直接の接触により、買収対象企業を詳しく知るための重要な機会となる。買収監査の結果、買収目的を達成するためのキーとなる資産価値が毀損していたり、思わぬ偶発債務を抱えていたりすることが発覚することで、買収価格の引き下げや、買収契約書の中での損害賠償条項に関する交渉につなげることが出来る。
買収監査